「りこの」ブログ

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コラム2023年07月28日

気密測定始めました!

投稿者 : 二級建築士 鈴木雄奈

新築だけでなく、リノベーションでも重要性が高まってきた断熱性能、気密性能ですが

ただ断熱・気密を良くする工事をするだけではなく、

工事前や工事中にも気密測定(性能チェック)をして

悪い部分を見つけ、改善&対策を繰り返すことで向上に努めることが大切です。

今回は、自社導入した気密測定機器を使用して
工事前のリノベーション現場、工事中の新築現場の2件を測定してきました。

リノベーション現場の方は昭和60年新築ということで約40年前の建物です。
現在までにリフォームが行われていたかは不明ですが、当時は断熱・気密が浸透していなかったと思います。

窓に機械をセッティングし、建物内の空気を吸いだして隙間からどのくらいの空気が進入してくるか
を調べます。
空気を吸い出すと内部が負圧になり、外部との圧力差が発生しますよね
その圧力差が大きくなるほど、隙間から侵入してくる空気が少なく気密性能が良い
ということになります。

気になる数値は、、、。測定不可でした。
隙間が多すぎて測定に達する圧力差が発生しなかったようです。

測定できる範囲で無理やり数値を算出すると
C値=12.2㎠/㎡
この建物のありとあらゆる隙間を集めて用紙に並べたとすると、A3サイズ程度の大きさになります。

リノベーション後にどれだけの数値が出てくるか楽しみです(^^)

一方、新築現場の方は断熱・気密工事が終わり、中間時点での性能チェックになります

気になる数値は、、、。
C値=0.2㎠/㎡ !! 建物中の隙間をすべて集めてもだいたい名刺の半分サイズくらいになります。

新築住宅で積み上げたノウハウを生かして、高気密高断熱リノベーションを実現していきたいと思います(^^)

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